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最終更新日　：　 2015年04月13日

お金の持ち方を考える

フランスへのチケットとホテルを押さえたら、今度は現地の生活のための準備です。
ヨーロッパへの旅行ですから、必要なお金も少なくないはず。

旅の予算を考えるのも当然ですが、お金の準備は 出発前に行う必要があります。

フランスの通貨はユーロ

フランスの通貨は、２００２年にフランスフランからユーロに切り替わりました。
ですから、現在はフランスの通貨はユーロ。
今の為替レートは、１ユーロ＝１６０円〜１７０円ぐらいで推移しています。

ユーロは、ＥＵ１５カ国のうち、次の１２カ国で使用できます。

イタリア・スペイン・ポルトガル・ベルギー・ルクセンブルグ・ドイツ・
イギリス・アイルランド・オーストリア・オランダ・スウェーデン・ギリシャ

周辺国への旅行も考えている人には、ユーロの便利さが実感できますね。

ただ、スイスだけは、使用できませんので、ご注意を。
スイスの通貨は、スイス・フランです。

現金を持っていくことの危険性

数年前のパリの治安は比較的安定していたのですが、
最近はデモが多発したりと、以前に比べて、少しだけ物騒になってきた感があります。

旅行者で街を歩く機会がある限り、ひったくりや強盗に遭う可能性は否定できません。

お金を現金（キャッシュ）だけで持っていると 何かあったときに対応が取れず、
その後の旅行のスケジュールが全て変更になってしまいます。

最悪のケースでは、電話もできず、タクシーも乗れず．．．といったことになります。

面倒ですが、お金は分散して、いろいろな形で持って行きましょう。

フランスで通用するお金のカタチと被害時の対応

お金のカタチと流通度、被害時の対応が取れるかなどを紹介します。

大切なことは、数種類のカタチで持っていくことと被害時の対応を考えておくことです。

被害時の対策を考えておくことは、
安心にも繋がり、結果として旅行を楽しめるものにしてくれるものです。

ユーロ・現金　

流通度は高く、もちろん、どこでも使えます。
ただ、被害に遭ったときには、諦めるしかありません。
戻ってくる可能性はゼロに近いです。

円・現金

主要都市の銀行なら、たいてい、ユーロへの両替は可能です。
また、国際空港でも両替ができます。

ショップやレストランでは、ほとんど使用はできません。
一部、オペラ座周辺のショップでは、円での支払いに応じてくれるところもあります。

被害に遭ったときには、日本円も戻ってくることはないでしょう。

トラベラース・チェック（Traveler's Check）(Cheque de voyage)

円とユーロの２種類がありますが、使用に関する違いは、ほとんどありません。
どちらが良いかというとユーロの方が若干流通度が高いでしょうか。

主要都市以外の地方都市の銀行でも両替してくれます。

チェックそのままで、お店での支払いは断られることが多いので、
一度、銀行でユーロ現金に両替してから使用する必要があり、ちょっと面倒ですね。

被害に遭ったときは、チェックの発行元に連絡を入れると
未使用のチェックをストップしてくれるので安心です。

ただ、旅先でのチェックの再発行は、なかなか難しいのが現状です。

もっと詳細はこちら、

　＞＞＞　トラベラーズチェックを準備するへ

クレジットカード

フランスでは、クレジットカードの使用もポピュラーです。
小規模のショップ以外は、ほとんどの店で受け付けてくれるので便利です。

ただ、クレジットカードにも種類がいろいろあり、使えないタイプのものもあるので、
注意が必要です。（詳しくは別ページで）

また、もっとも高いメリットは、街中のＡＴＭでユーロ現金を引き出せるということ！

ＡＴＭでは、最初に言葉を選べるので、英語表示にすると、簡単な案内画面になります。
入力する項目は日本でＡＴＭを使用するときと同じなので、すぐに分かります。

クレジットカード会社への請求は、キャッシングではなく、
ショッピングと同じ扱いになるので安心です。

カードの紛失や盗難に遭ったら、カード会社に連絡することで、
カードの不正使用は止められます。

もっと詳細はこちら、

　＞＞＞　クレジットカードを準備するへ

もし、全てを取られてしまったら．．．

パリの凱旋門からオッシュ大通り(Ave.Hoche)を北東に行ったところにある大使館へ。

在フランス日本国大使館　領事部
住所：7 Avenue Hoche, 75008, Paris,
電話：01-48-88-62-00

パリの大使館・領事部には、多くの被害の相談があるため、
対応は、非常に親切っ！というわけにはいきませんが、サポートをしてくれます。

日本からの送金手続きと帰国のための仮パスポートの発行などもしてくれます。